失火によって倉庫内の備品などを焼いたとして、陸上自衛隊千僧駐屯地(兵庫県伊丹市広畑)は26日、同駐屯地業務隊の40代の男性2等陸曹を減給1カ月(10分の1)の懲戒処分にしたと発表した。
同駐屯地によると、2020年5月12日正午前、管理を任されていた駐屯地内の宿泊施設の倉庫で、石油ストーブを使用中、付近のスプレー缶が熱せられて破裂し、窓ガラスが割れたほか、備品の枕カバーや床などが燃えた。残っていた灯油を使い切るためにストーブを付けていたという。けが人はなかった。
2等陸曹は倉庫を締め切った状態で食堂に行っており、付近で訓練していた隊員が気付き、消火器などを使って消し止めたという。
同駐屯地業務隊長の長浦拓也1等陸佐は「同様の規律違反が起こることのないように隊員の服務指導の徹底に努める」とした。