つぶつぶのしょっぱい汗を、つぶつぶの汗を拭う―。一関市大町のさとう屋楽器店（佐藤厚也社長）に往年の名曲が響いた。70年余り前、洋品店から衣替えし、こだわりの品ぞろえだけでなく、NSPの「聖地」としてもファンから愛された名店が今月末、ついにシャッターを下ろす。若かりし頃に通ったメンバーの平賀和人さん（69）とTHE虎舞竜の高橋ジョージさん（64）が25日、駆け付けてミニライブを開き、ファンと共に感謝を伝えた。
NSPのデビュー記念日。全国から訪れたファン約30人の前に、事前告知なく2人のアーティストが姿を現した。ギターを奏でて平賀さんは「夕暮れ時はさびしそう」、高橋さんは「ロード」を熱唱した。最後に会場一体で「あせ」を歌った。
