神戸ビーフ食べて世界に羽ばたけ! ゴルフ優勝者にサーロイン1頭分を初のプレゼント 流通推進協

神戸肉流通推進協議会の神沢友重会長から目録を受け取る岩井千怜選手=神戸市北区、六甲国際ゴルフ倶楽部(大会事務局提供)

 今月、六甲国際ゴルフ倶楽部(神戸市北区)で開かれた日本女子プロゴルフ協会のツアー大会「宮里藍サントリー・レディースオープン」で、優勝した岩井千怜選手に、神戸ビーフの最高級部位サーロイン1頭分が贈られた。神戸肉流通推進協議会(同市西区)が副賞として用意した。同協議会がプロゴルフ大会の賞品に神戸ビーフを贈るのは初という。

 同大会は「神戸から世界へ」をコンセプトとして開催。大会事務局が副賞を選ぶ中で、世界的に知名度の高い神戸ビーフがふさわしいと、ブランドを管理する同協議会に持ちかけたという。今回贈ったのは、1頭から取れるサーロインの平均重量に当たる15キロで、60~70人分。同協議会は、ラグビー・リーグワンのコベルコ神戸スティーラーズのホームゲームなどにも神戸ビーフを提供している。

 表彰式で、神戸ビーフの贈呈を伝えるアナウンスが流れると、観客から歓声が沸いた。岩井選手は笑顔を見せ、同協議会の神沢友重会長=JAみのり(加東市)組合長=からブロック肉の写真が入った目録を受け取った。

 同協議会は大会期間中、同ゴルフ場内に飲食コーナーを出展。神戸ビーフの焼き肉やミンチカツ、牛すじ煮込みなど5品を提供し、完売した。

 同協議会の担当者は「大きな大会で神戸ビーフの名前が出ることは生産者を含め関係者の励みになる。岩井選手には、おいしい肉を食べて世界に羽ばたいてほしい」と話した。(三宅晃貴)

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