候補者アンケート㊤「力を入れたい政策は?」 福井県勝山市議会議員選挙2023

 福井新聞社は、7月30日に告示された福井県勝山市議会議員選挙(定数14)の立候補者17人に政策アンケートを実施した。力を入れたい政策を2項目挙げてもらったところ、少子化や人口減少を背景に、大半の候補者が子育て支援などの対策に取り組む考えを示した。観光振興などによる地域経済の活性化を目指すとの意見も目立った。

〈質問〉当選した場合に力を入れたい政策を2項目まで挙げてください(理由と合わせて)。

山田 安信(65)共現⑦=村岡町浄土寺 ▽観光の失敗を市民負担にさせない(大仏・リゾート・産業団地等で市民負担になる危険がある) ▽市民の声を無視する議会の改革(中学校・保育園・幼稚園の市民の陳情に反対してよいのか)

中山 光平(38)参現①=郡町1 ▽少子化対策の要としての若者支援(若者への投資は少子化対策となる。明石市等実例あり) ▽1次産業への支援(1次産業支援は地方の根幹であり、災害対策でもある)

冨士根信子(69)無現①=旭町2 ▽誰もが生き生き暮らせる町づくり(子どもの健やかな成長と女性の活躍の場を広げたい) ▽市民の声が届くよう議会を透明化(市民が議会に興味関心を持ち、市政に関わってほしい)

竹内 和順(63)無現②=平泉寺町平泉寺 ▽人口減少対策(まちづくりは人づくり、まちを愛する心が人を呼び込む) ▽地場産業の活性化(農業、繊維産業のブランド化が市の発展につながる)

丸山 忠男(78)無現③=本町3 ▽安全安心な町づくり。特に雪害対策(昨年8月4日の大雨被害の教訓。勝山にとって雪は天敵) ▽少子化対策、地場産業の振興・育成(移住定住、U・Iターン施策に魅力的な職場は不可欠)

近藤 栄紀(67)無現②=北郷町伊知地 ▽子育て環境の充実(人口減少の中、子育て環境を整備し若者の定住促進を図る) ▽長尾山総合公園を拠点とする観光(観光客の街中誘致を図り、街中活性化と新たな雇用の創出)

森 かよ子(53)無新=本町1 ▽地域の力を生かした次世代育成(伝統文化の左義長を通して勝山を好きになってもらいたい) ▽市民に優しい町づくり(高齢者に優しい交通網を確保していきたい)

松山 信裕(64)無現④=芳野町2 ▽人口減少時代の新しい市政運営(人口減少時代の地域の社会変化に対応) ▽安心安全なまちづくり(自主防災組織の活動の支援)

下牧 一郎(67)無現②=荒土町細野口 ▽若者が働きがいを感じる企業誘致(若者が市外に働きに出て→結婚→定住→少子化→人口減) ▽電車通学費の大幅支援、子育て支援(親の負担をなくし市外への進学で子どもの可能性を広げる)

浦上 雄次(47)無新=北郷町森川 ▽議会後に報告会を開催(多くの人が納得できる行政の進め方に変えるため) ▽勝山から文化、芸術の発信、促進(文化を通じた世代間の交流、地域コミュニティづくり)

吉田 将克(36)無新=鹿谷町志田 ▽社会福祉の充実(人生100年時代において健康で充実した生活を目指す) ▽地域の活性化(経済を活性化させ、地域の魅力を向上させる)

李  江嵐(30)無新=鹿谷町志田 ▽子育て、移住者支援による人口増加(人口減少は全ての人々の暮らしを圧迫するため) ▽持続可能な森林整備の基盤づくり(防災・環境保全・経済などの観点から山林を生かすため)

松本聖司郎(38)無現①=平泉寺町大矢谷 ▽稼ぐ街へ(地域内乗数効果の向上。雇用があって人口の安定がある) ▽産科・福祉の充実(産まれない街に先はなく、直面世代から言えることが重要)

安岡 孝一(65)公現①=旭毛屋町 ▽子育て支援の充実(市の取り組みを党のネットワークで後押ししたい) ▽観光の産業化(市民、行政一体で取り組んでいる街づくりのテーマだから)

下道 惠子(71)無現③=荒土町北新在家 ▽安心の子育てと充実した介護支援(勝山市に住んでよかったと思えるきめ細やかな福祉) ▽経済力をつける観光政策・農業支援(「観光の町」として経済力をつけることが必要)

三屋 智戒(51)無新=旭町2 ▽少子高齢化対策(勝山市が直面する大きな問題で、最重要課題と考える) ▽若者たちが誇れるまちづくり(未来ある若者が積極的にチャレンジできる環境が必要)

帰山 寿憲(65)無現④=猪野口 ▽雇用、産業の支援による生活継続(雇用機会の充実が少子化対策へつながるから) ▽教育福祉等の充実による人口対策(安心できる生活を送るためには必要)

敬称略。年齢は投票日現在。公=公明党、共=共産党、参=参政党、無=無所属。現=現職、新=新人。丸数字は当選回数、現住所

福井新聞社で開票速報

 福井県勝山市議会議員選挙について福井新聞社は8月6日、ホームページ「福井新聞オンライン」で開票速報を行います。

⇒【開票速報ページ】勝山市議会議員選挙2023

過去の勝山の選挙・開票結果

⇒【2019年】勝山市議選の開票結果はこちら

⇒【2020年】勝山市長選の開票結果はこちら

⇒【2023年】福井県議選・勝山選挙区の開票結果はこちら

候補者アンケート㊤「力を入れたい政策は?」 福井県鯖江市議会議員選挙2023

(2023/06/27 05:00)

 福井新聞社は6月25日告示された福井県鯖江市議会議員選挙の26候補に事前アンケートを行い、26日までに回答をまとめた。「当選した場合に力を入れたい政策」(2項目)を尋ねたところ、半数超の15人が子育て支援と、関連する少子化対策を挙げた。近年頻発する大雨などの自然災害を念頭に、災害対策関連の回答は8人と2番目に多かった。

⇒議会の在り方や市民との距離について考える連載「議会考」

【鯖江市議選26候補アンケート(上)】

〈質問〉

 当選した場合に力を入れたい政策(2項目)は何か(理由と合わせて)

■堀川秀樹(52)無新=戸口町

▽地域の防災・減災(消防団の活動経験を生かして生活の基盤を守りたい)

▽人口減少、少子化対策(人口、世帯数を少しでも増やし、市内人口の西高東低を抑えたい)

■桑原秀正(45)無新=大野町

▽教育関係の見直し(労働環境、カリキュラム、部活など。パソコン講師として見てきた学校内の問題より)

▽継続できる農業への支援(後継者問題や輸入に頼っている現状より)

■玉邑哲雄(74)無現⑧=柳町2

▽JR鯖江駅中心のまちづくり(100年に一度のチャンスをとらえ、県とタイアップして挑戦)

▽未来の鯖江につなぐ人材、後継者育成(鯖江の未来のために経験と人材を生かす)

■空美英(69)無現②=糺町

▽動物愛護を通した命の大切さ(命の大切さを知ることにより、いじめ問題に取り組む)

▽防犯に対する市民の意識の向上(プライバシーと防犯の両立を行政が方向づける)

■田中良幸(61)無新=桜町3

▽西山公園の収益化に向けた施策展開(時代が移っても多くの人を集める公園を空から眺める仕組みで収益化したい)

▽机上の計画から実践的な防災体制に(発災時に本当に集まることができる人たちによる体制を基本にする)

■帰山明朗(58)無現④=本町2

▽人口減少、少子高齢化への対策(実現のため子育て支援や教育と高齢者福祉向上は喫緊)

▽物価高騰対策・地域経済活性化(電気や食料品などの物価高騰下、市民生活を支援し守る)

■遠藤隆(70)公現④=舟津町2

▽災害に負けない、まちづくり(災害時に高齢者らを守る個別避難計画の重要性)

▽子育てに安心の街、鯖江市の構築(少子化対策は国や街の衰退を防ぐ)

■小柳茂臣(69)共新=川島町

▽物価高騰から市民を守る施策(住民福祉こそ市の仕事。生活苦の庶民応援が今こそ必要)

▽学校給食費、国保子ども均等割ゼロ(子育て環境の整備こそ少子化克服の大事な課題)

■加藤優(59)公新=西番町

▽地域包括ケアシステム構築の加速(医療・介護の個人、家族の負担軽減)

▽防災・減災対策の推進(自主防災組織の強化)

■酒井友季子(42)諸新=長泉寺町

▽子育てしやすいまちづくり(子育てしやすいまちには人が集まり、地域が活性化する)

▽みんなが健康を維持できるまちに(高齢化が進む中、元気に生きがいを持てる仕組みが大切)

■木村愛子(75)無現⑤=北中町

▽誰もが夢の広がる居場所&暮らし(障害者、ひきこもり、不登校などの重層的支援が必要)

▽子ども政策、地場産業対策、過疎対策(鯖江市の政策、施策が現状十分でない)

■三村尚司(52)無新=神中町3

▽子育て支援の充実(学童保育の充実、児童厚生員の人員確保・待遇改善)

▽災害に強いまちづくり(気候変動に伴う洪水の頻発化が予想される)

■水津達夫(74)無現⑥=屋形町

▽鯖江駅東口等整備を含む地域公共交通の充実(北陸新幹線敦賀開業や冠山峠道路などの開通を見据え)

▽医療・介護・福祉の充実(安全、安心、元気なまちづくりを目指す)

■江端一高(48)無現①=杉本町

▽子育て支援の充実(安心して子育てできる環境による人口減少対策)

▽災害への備え(市民の生命財産を守る根幹施策であるため)

■砂畑まみ恵(41)無新=上河端町

▽和食推進とオーガニック給食導入(市民の健康と子どもたちの健やかな成長のため)

▽オーガニックビレッジ宣言(農業を守り、環境を改善、教育移住を促進する)

■林太樹(68)無現④=片山町

▽物価高騰対策、生活困窮者の支援(食料品、電気代の値上がりによる家計や零細事業者対策)

▽鯖江駅東口の再開発、市街地活性化(特急列車廃止による中心市街地の停滞、人口減少対策)

■土田光(30)維新=長泉寺町1

▽議員定数、議員報酬の2割削減(徹底した行政、議会改革で豊かな鯖江を実現できる)

▽給食費無償化、子育て支援の充実(10年後、20年後も豊かな鯖江を目指したい)

■山本敏雄(74)立現③=平井町

▽開かれた議会、市民と議会が協働(迅速に課題解決を図るには議会と市民の情報共有が不可欠)

▽地場産業振興のための支援(高速交通網完成間近、地場産業・観光PRは絶好の機会)

■佐々木一弥(65)無現③=下河端町

▽防災・減災対策(災害に強い安心・安全なまちづくり)

▽少子化・人口減少社会への対策(未来を担う次世代の育成)

■石川修(50)無現④=石田上町

▽経済産業支援(コロナ禍からの復興・復活と物価高騰対策)

▽治水対策(激甚化する災害対策として河川整備を強力に進める)

■西野有香(39)無新=下氏家町

▽こどもが安心して育つまち(こどもは鯖江の未来。働き方や福祉の発展などにも関係)

▽コミュニティを育てやすいまち(サポート充実で孤立を防ぎ、防災や市民活動の活性に寄与)

■末本幸夫(83)無現⑥=水落町4

▽子育てしやすい街づくり(人口減少に歯止めをかける)

▽高齢者にやさしい街づくり(元気で長生きするための専門アドバイザー派遣に協力)

■大門嘉和(71)無現②=新横江1

▽高齢者、子育て世代の暮らしやすさ(後期高齢者の増加や若年人口減少に対応する)

▽地場産業、農業支援、企業誘致(若者に魅力ある職場を創らなければ地域が衰退する)

■林下豊彦(62)無現①=丸山町1

▽福祉、教育環境の充実(障害のある子どもや家族の負担が大きく問題があるから)

▽子育て環境の充実(保育園など環境や体制が不十分と感じる)

■東井忠義(68)無新=田村町

▽議会改革(議員がよく勉強し政策提言や議論することが必要)

▽デマンド交通など公共交通の充実(田舎では公共交通が不便である)

■福原敏弘(65)無現③=田村町

▽公共施設管理計画の実行性(施設の老朽化で長寿命化、統廃合の計画的な実行が必要)

▽少子化問題と社会保障(産み育てやすく住みよい環境づくりと老老介護、ヤングケアラー対策)

 ※敬称略、届け出順。年齢は投票日現在。立=立憲民主党、維=日本維新の会、公=公明党、共=共産党、諸=諸派(地域政党)、無=無所属。現=現職、新=新人。丸数字は当選回数、現住所

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 福井新聞ONLINEでは、鯖江市議会議員選挙の開票日7月2日に開票状況を速報します。⇒速報ページはこちら

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