「上位目指して全力尽くす」 カヌースプリント・ジュニア世界選手権出場の太田ら県庁訪問

初の国際舞台に向けて意気込みを語る谷地高の太田隆斗(右)と鈴木葉月=県庁

 イタリアで来月5~9日に開かれるカヌースプリントのジュニア世界選手権に出場する男子の太田隆斗(谷地高)と女子の鈴木葉月(同)が26日、県庁を訪れて高橋広樹県教育長と懇談し、「上位を目指して全力を尽くす」「レースを楽しみ、海外選手に食らい付きたい」などと意気込みを語った。

 2人は今春の派遣選手選考会を経て初めて代表切符を手にした。それぞれカヤックペアとカヤックフォアでレースに臨むといい、「相方や仲間と気持ちを合わせて海外勢に挑みたい」と太田。鈴木は「雰囲気や流れなど、世界のレースを肌で感じて今後につなげたい」と話した。

 今夏の全国高校総体カヌー競技は西川町の月山湖カヌースプリント競技場が舞台となる。地元開催の大舞台に臨む男女のエースにとって、今回の海外遠征は飛躍のきっかけになりそうで、「経験を力に出場する全種目で優勝を目指す」「学校対抗の得点源として結果を求めていく」と力を込めた。

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