【スプリンクラー問題】作動原因特定できず…静岡・裾野市の事故調査委員会

静岡・裾野市のホールで突然、スプリンクラーが作動し、楽団の楽器などが被害を受けた問題で、市の事故調査委員会は「原因は特定できなかった」との調査結果を発表した。

この問題は、2022年9月、裾野市民文化センターで、突然スプリンクラーが作動し、焼津市の楽団「シンフォニエッタ静岡」の演奏者が転倒するなどして5人がけがをし、高額な楽器などが水にぬれる被害を受けたもの。これまで楽団側は、独自に調査などを行い「配管内に漏水が発生し誤作動に至った」と指摘していた。

市が設置した事故調査委員会は、27日の会見で「原因は特定できなかった」との結論を示した一方、バルブに傷があり配管内に漏水が確認されたことを明らかにした。

この漏水について委員会による調査では、誤作動を起こす水の量には達していなかったものの、メーカーと行った別の調査では、誤作動を起こす可能性のある水の量に達していたという。

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