キュウリの実から葉 珍しい症状、家庭菜園で見つかる 宇都宮

実から葉が出たキュウリ(岡田さん提供)

 【宇都宮】一条3丁目、下野写真協会会員の岡田好行(おかだよしゆき)さん(70)方の家庭菜園で、実から葉が出たキュウリが見つかった。

 約10年前から家庭菜園を手がけており、中旬に発見。実が約20センチ、葉が約3センチに育った21日に収穫した。

 県農業試験場によると、いろいろな細胞が分化して実や花になるが、乾燥や温度などのストレスで実からさらに葉が分化することがあるという。担当者は「なかなか見ることができない珍しい症状」と説明する。

 岡田さんは「こんなことは初めて。実も葉も日に日に大きくなり、驚いた。収穫した翌朝、葉を取り除いたキュウリをスライスしサラダにして食べたが、味は普通のキュウリで、おいしかった」と話していた。

実から葉が出たキュウリ(岡田さん提供)
実から葉が出たキュウリ(岡田さん提供)

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