収穫期を迎えている村山市の特産・天然ジュンサイを子どもたちに知ってもらおうと、市内の小中学生を対象とした試食会が27日、同市田沢の大谷地沼(通称じゅんさい沼)で始まった。初回は戸沢小の児童がぬるりとした若芽を味わった。
3年生10人が参加した。市農林課6次産業係長の小玉隆宣さん(42)が「若芽を包むぬるぬるした部分は害虫から身を守っている」などと児童に説明した。児童は実際にジュンサイを触り、感触を確かめた後に試食。新鮮な初夏の味覚を口に含み「おいしい」と声を上げていた。斎藤志乃さん(8)は「思ったよりしゃきしゃきしていた」と話した。
試食会は市が2019年度から実施している。来月7日までに小中学校6校が参加し、摘み取り体験なども予定している。