機械の運転停止せず作業を行わせる 作業員の男性が左腕を巻き込まれ切断 男性経営者(48)を書類送検

愛媛県上島町の養豚場で、機械の電源を入れたまま従業員に作業を行わせたとして、今治労働基準監督署は28日、労働安全衛生法違反の疑いで、男性経営者(48)を松山地検に書類送検しました。

今治労働基準監督署によりますと、男性経営者は去年11月、豚のエサをかき混ぜる機械の歯車に潤滑剤を塗る作業を、電源を切らずにさせた疑いです。

労働安全衛生法では、機械の掃除・調整など労働者に危険を及ぼす作業を行う場合は、原則、機械の運転を停止させなければならないと規定していて、この時、作業していた男性従業員(40代)は、歯車に左腕を巻き込まれ切断したということです。

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