水路に男児転落で死亡の事故 福山市の安全管理巡る裁判の第1回弁論 広島

2022年11月、広島県福山市で、水路に男の子が転落して死亡した事故で、市が安全管理を怠っていたなどとして両親が損害賠償を求めた裁判の第1回弁論が行われました。

訴状によりますと、2022年11月、福山市の緑町公園を母親と友人親子で訪れた4歳の男の子が、公園そばの水路に転落し死亡しました。

男の子の両親は、この水路で過去にも2件転落死亡事故が起きていながら、十分な対策を取っていなかったことなどが原因だとして、福山市に対し約8500万円の損害賠償を求めています。

28日の裁判で福山市側は、請求の棄却を求め、事故当時の男の子の動きなどについて説明をしていく考えを示しました。

事故を受けて福山市は、水路に柵を設けたほか、事故防止のため対策検討会を設置するなど市内全域で点検を進めています。

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