顧客の資産形成職に1700人 第一生命社長、独自に養成

インタビューに応じる第一生命保険の隅野俊亮社長

 第一生命保険の隅野俊亮社長(53)は28日までに共同通信のインタビューに応じ、顧客の資産形成の相談に乗る専任アドバイザー職を設けることを明らかにした。独自の資格をつくり、2025年度までに1700人を養成する。

 岸田政権が掲げる資産所得倍増計画に呼応した動きとなる。アドバイザーは保険を販売する営業職員とは別で、資格取得の対象者は短大卒・大卒社員とする。23年度は400人を養成する。

 公的年金制度に不安を抱える若年層を中心に、個人型確定拠出年金「iDeCo(イデコ)」や外貨建て保険などを勧誘する。

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