南砺市池尻の工房「Sデザイン」が開発中のスポーツカー「SD―3」は28日、タイで開幕したカスタムカー展示・販売会「バンコク・オートサロン」に、日本代表6台のうち1台として展示された。佐野雅幸代表(47)が現地を訪れ、報道陣や一般客に南砺発スポーツカーの魅力をアピールした。
佐野代表によると、タイの国内外から最新の車が集った会場で、SD―3は入り口正面に設置された。佐野代表は28日午前だけで、テレビや動画サイトなどから5件の取材を受けたという。「すごい熱気で、タイでの販売開始を期待されていると感じた」と販路開拓に手応えを語った。
SD―3は、トヨタ自動車の小型スポーツカー「GR86(ハチロク)」などをベースにSデザインが製作した独自デザインの車両。同工房の新たな主力車種として9月に発売される。バンコク・オートサロンは7月2日まで。