歴史直視に消極的と批判 ロシア外務省、対日戦勝法巡り

ロシア外務省のザハロワ情報局長(ロシア外務省提供、アナトリア通信提供・ゲッティ=共同)

 ロシア外務省のザハロワ情報局長は28日、9月3日を「軍国主義日本への勝利と第2次大戦終結の日」に名称変更する法律に対する日本政府の反応について「岸田政権が歴史を直視することに消極的だと改めて確認された」と批判した。

 プーチン大統領が24日、法案に署名し文書を公開した。松野博一官房長官は26日、外交ルートを通じてロシア側に申し入れをしたとして「国民の間に無用な感情的対立をつくり出すことがないよう、適切な対応を求めた」と述べた。ザハロワ氏は「外部から影響を与える試みは断固容認できないと日本側に伝えた」とした。(共同)

© 一般社団法人共同通信社