海外勢と対戦、収穫と学び レスリング男子県高校選抜

国際交流の一環で行われたレスリングの親善試合=山形市・山形商業高

 国際交流事業としてレスリング男子のアメリカ、カナダの高校生選手と本県高校選抜の親善試合が28日、山形市の山形商業高で行われた。選手たちは全力でぶつかり熱戦を展開し、健闘をたたえ合った。

 県選抜は5月の県高校総体の成績を基に県内5校から選手が選ばれ13人が出場し、アメリカはカリフォルニア州選抜13人、カナダは世代別の同国代表14人が参加。階級ごとに試合を行う団体戦に取り組み、選手はタックルや投げ技の応酬を繰り広げた。県選抜の結果はアメリカに2勝11敗、カナダに2勝12敗だった。

 2勝した同校1年の佐藤陽斗さん(15)は「アメリカはパワー、カナダはスピードのあるタックルが印象的だった。異なるスタイルの選手と戦えて勉強になった」と話した。アメリカのミラン・サバレナンさん(17)は「日本は技術が秀でていると感じた。貴重な経験になった」とし、カナダのルーカス・リードさん(18)は県選抜について「相手に敬意を払う姿勢が何よりの学びになった」と笑顔で語っていた。

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