トランプ氏最強と下院議長 態度一転、陳謝も

 【ワシントン共同】米共和党のマッカーシー下院議長は28日までに、来年の大統領選の共和党候補指名争いでリードするトランプ前大統領が「最強の候補だ」と保守系メディアに語った。直前にテレビ番組で「最も強い候補か問われれば、答えが分からない」と述べたが、態度を一転させた。

 米主要メディアによると、マッカーシー氏は番組での発言をトランプ支持者から批判され、直後にトランプ氏に電話して陳謝した。同氏の強い影響下にあることが改めて浮き彫りとなった。

 マッカーシー氏は1月の議長選出の際、保守強硬派議員の賛同を得られず手続きが難航したが、トランプ氏が説得に回ったことで最終的に必要な支持を獲得した。

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