【タイ】アユタヤ銀、日本でQR決済の対応店が拡大[金融]

三菱UFJフィナンシャル・グループ(MUFG)傘下のタイのアユタヤ銀行は29日、日本で同銀のQRコード決済に対応可能な店舗・施設が377カ所に拡大したと発表した。4月からJR名古屋駅直結の商業施設「ゲートタワー」などの一部店舗で利用可能になったことを皮切りに、6月には東京スカイツリー内の商業施設「ソラマチ」、東京ドームの「ラクーア」などの各施設でも利用できるようになった。

アユタヤ銀は2019年に、タイ中央銀行(BOT)が管理するQRコード決済システム「プロンプトペイ」を日本で導入した。アユタヤ銀のモバイルアプリを開いてQRコードを表示し、店舗の端末で読み取ってもらうことで、タイバーツ口座から直接決済できる仕組みだ。導入当初は利用できる店舗が東京・上野のディスカウントストア「多慶屋」などに限られていたが、今年に入り対応施設・店舗が一気に増えた。

チェーン店ではスポーツ用品店「ムラサキスポーツ」やキャラクターグッズの「サンリオ」ショップ、回転ずしの「ととぎん」などで利用可能となった。アユタヤ銀の担当者によると、日本の約2,000カ所の店舗・施設との間でシステムの連結は完了している。これらの店舗・施設では従業員の間で対応が周知され次第、順次、利用が可能になっていく見通しだ。

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