河内屋(富山)の「白エビ蒲鉾」、全国品評会でアラスカシーフード賞に 副賞すり身1トン

バーク所長(左)から表彰を受けた河内社長

 かまぼこ製造販売、河内屋(富山県魚津市駅前新町)の「白エビ蒲鉾」が、全国蒲鉾品評会の米国大使館アラスカシーフード賞を受けた。初めて副賞としてアラスカ産すり身1トンが贈られ、業界の話題となっている。

 品評会は日本かまぼこ協会と全国蒲鉾水産加工業協同組合連合会が1947年から開き、74回目。同賞は30年続く米国大使館賞を今年改称、アラスカシーフードマーケティング協会の協賛で初めて副賞を設けた。

 白エビ蒲鉾は2020年発売のシロエビの風味が際立つ商品。アラスカ産スケトウダラのすり身とシロエビの殻の粉末を練り合わせて蒸し、表面をこんがりと焼いて香ばしく仕上げた。2本入り380円。

 表彰式が22日に東京であり、河内肇社長がチャンダ・バーク米国大使館農産物貿易事務所長から表彰を受けた。河内社長は「ベーリング海で捕れたスケトウダラの上級すり身にこだわっている。エビとすり身の相性が悪く、開発に苦労しただけに評価されてうれしい」と話している。

受賞した「白エビ蒲鉾」

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