J1ヴィッセル神戸を退団する元スペイン代表MFアンドレス・イニエスタの最終戦となる7月1日の北海道コンサドーレ札幌戦(ノエビアスタジアム神戸)について、神戸の吉田孝行監督は30日、「(イニエスタは)出場はすると思う」と起用を明言した。
報道陣のオンライン取材で語った。詳細については「コメントを控えたい」とした。
神戸は現在、首位横浜F・マリノスより1試合消化が少ない中、勝ち点3差で2位につけている。
今季、足を痛めるなどして出遅れたイニエスタ。その間、チームは豊富な運動量で前線から圧力をかける守備とショートカウンターを徹底し、好調を保ってきた。
世界的司令塔は、復帰後もリーグ戦出場が3試合にとどまり、いずれも後半途中から。当初は神戸での引退を望んでいた本人も「ピッチでプレーしながら引退したい気持ちが強い。そういう形で引退できる場所を見つけたい」と移籍を模索。神戸からの退団を決断した。(藤村有希子)