生徒のべ1万人分の個人情報 教諭がUSB紛失 カバンに入れたまま同僚と飲食 広島

広島市教育委員会は、市立中学校の教諭が、生徒1万人あまりの個人情報が保存されたUSBメモリを紛失したと発表しました。

広島市教委によりますと、紛失したのは、西区の市立中学校に勤務する20代の女性教諭です。今月24日、私物のUSBメモリをかばんに入れたまま、同僚と飲食し、翌日になって、紛失に気づきました。

USBメモリには、以前の勤務先を含め、少なくとも中学校3校の保健体育の解答用紙や成績などのデータが保存されていて、生徒のべ1万620人分の個人情報が含まれていました。USBメモリはまだ見つかっておらず、個人情報が悪用されたという報告はないということです。

女性教諭は、「自宅で教材研究をするためにデータを持ち出したが、個人情報が含まれているとは思わなかった」などと話しているということです。

市教委は、「市民にご心配をおかけし、たいへん申し訳ない。厳正に対処し、再発防止に取り組みたい」としています。

*情報を更新しています。

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