梅雨前線活発、九州で大雨 気象庁、山口県に線状降水帯

激しい雨に見舞われた福岡市中心部を歩く人たち=30日午後2時44分

 活発化した梅雨前線の影響で30日、九州などで大雨になった。気象庁は7月1日にかけて、九州を中心に西日本から北日本の広い範囲で、警報級の大雨となる恐れがあるとして、土砂災害や低い土地の浸水、河川の増水・氾濫に警戒を呼びかけた。同日未明には山口県で線状降水帯が発生したと発表。九州でも線状降水帯が発生する可能性があるとしている。

 山口県下関市で30日午後11時50分までの1時間に107ミリの雨を観測し、気象庁は記録的短時間大雨情報を出した。同11時時点の24時間降水量は熊本県湯前町で381.5ミリ、大分県由布市で336ミリ。福岡県添田町で294ミリ、鹿児島県伊佐市で233ミリ。

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