平井伸治鳥取県議や松山市のとんかつ店「清まる」元経営者の女ら5人を逮捕 コロナ助成金約1200万円をだまし取った疑い

新型コロナウイルスで影響を受けた事業者を支援する国の助成金をだまし取ったなどとして、鳥取県議の男や松山市のとんかつ店「清まる」の元経営者の女ら5人が逮捕されました。

警察などによりますと、詐欺などの疑いで逮捕されたのは、鳥取県議会議員の平井伸治容疑者(55)、愛媛県松山市花園町のとんかつ店「清まる」を経営していた水野清子容疑者(60)、奈良県奈良市の飲食店従業員・大北益美容疑者(28)、大阪市天王寺区の会社役員・立木晴樹容疑者(67)、松山市三番町の会社役員・森亮一容疑者(45)の5人です。

5人は共謀し、おととし8月と10月、水野容疑者が経営していた清まるの従業員17人に、コロナ禍に伴い6か月分の休業手当を支給したとする嘘の申請書を提出し、国の緊急雇用安定助成金およそ1200万円をだまし取った疑いです。

また、同様の手口で、およそ200万円をだまし取ろうとした詐欺未遂の疑いも持たれています。

水野容疑者は、去年10月に不正受給が発覚した際、申請は別の人に任せていたと主張していました。

警察は、捜査に支障があるとして、今回の逮捕者に申請者が含まれているかなど、5人の関係や役割、また認否を明らかにしていません。

なお、水野容疑者の「清まる」運営会社は、去年10月に破産決定を受け、現在は別の会社が営業しています。

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