1年の半分が終わる節目の6月30日。今年前半の穢れ(けがれ)をはらい、後半の健康を祈願する夏越(なごし)の払い行事「茅(ち)の輪くぐり」が埼玉県秩父地域の各神社で行われた。秩父市下吉田の椋神社には、近隣の氏子総代10人で製作した、ハート型と円型の茅の輪が設置され、参拝客を楽しませた。
ハートの茅の輪は、椋神社境内西側にある両神神社里宮の前に設置。両神神社は昔から夫婦のように仲良く立ってる「夫婦くぬぎ」の2本の木の間に祭られ、恋愛成就、夫婦和合、子授け、安産などのご神徳がある。
参拝に訪れた、花の森こども園(秩父市下吉田)の園児たちは、8の字を書くように茅の輪をくぐり、笑顔で無病息災を祈っていた。椋神社の茅の輪は7月末ごろまで設置される。