長崎県が女性副知事人事を提案 県議会議会運営委 大石知事、昨年の知事選で公約

馬場裕子氏

 長崎県は6月30日の県議会議会運営委員会で、平田研副知事の退任に伴い、後任に国土交通省の馬場裕子氏(44)を充てる人事案を開会中の定例県議会に追加提出すると報告した。議運は7月4日の最終本会議に上程することを決めた。
 県によると、馬場氏は東大法学部卒。2001年に国交省へ入庁し、鉄道局都市鉄道政策課駅機能高度化推進企画官などを歴任した。22年から内閣官房に出向し、国土強靱(きょうじん)化推進室参事官を務めている。長崎市に親族がいるという。
 女性副知事の起用は、大石賢吾知事が昨年2月の知事選で公約に掲げていた。人事案は議会で同意される見通しで、本県初の女性副知事となる。
 平田副知事は6日付で退任し、国交省に帰任する予定。

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