A・ビルバオ、R・ガルシアとの契約更新を発表

写真:A・ビルバオと1年間の契約延長をしたR・ガルシア ©Getty Images

アスレティック・ビルバオは6月30日、同日限りで契約満了を迎える予定だった元スペイン代表MFラウール・ガルシアとの契約を1年間、延長することで合意に達し、クラブ公式サイト等で発表した。

ラウール・ガルシア自身は以前からアスレティック・ビルバオとの契約延長を望んでいたが、ここまで契約に関する表立った動きはなかった。それが急転直下、契約満了の直前に1年間、延長されることが決定した。クラブによると、新しい契約は固定年俸制ではなく、目標の達成によって金額が上下する変動給与制になっているという。

ラウール・ガルシアはオサスナの下部組織から2004年にトップチームデビューを飾り、アトレティコ・マドリードを経て2015年8月にアスレティック・ビルバオに加入。これまで8シーズンにわたって在籍し、公式戦通算338試合83ゴールの成績を残してきた。

オサスナ、アトレティコ・マドリード、アスレティック・ビルバオの3クラブ、合計19シーズンにわたってラ・リーガで戦ってきたラウール・ガルシアは、ほとんどのシーズンでリーグ戦30試合以上に出場。これまでに通算589試合に出場してきた。

これはバルセロナなどで活躍したアンドニ・スビサレッタと2022-23シーズン限りで現役を退いたベティスのレジェンド、ホアキン・サンチェスが持つラ・リーガ最多出場記録の622試合に次ぐ3位の数字だ。

ラウール・ガルシアが2023-24シーズン、33試合に出場すればこの記録に並ぶことになり、34試合目に記録を更新することになる。7月11日で37歳になるが、アスレティック・ビルバオでは在籍した8シーズンすべてで30試合以上に出場しているだけに、不可能ではない数字だろう。

恵まれた体格で対人プレーに強く、正確なロングパスで縦に速い攻撃の中心的な役割を担ってきたラウール・ガルシア。近年は空中戦の強さを生かすべく最前線に配置されることが増え、2019-20シーズンにはラ・リーガで15ゴールを記録してる。

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