反攻遅れにウクライナ反発 戦闘機、武器支援訴え

最高会議(議会)で国歌を聞くウクライナ軍のザルジニー総司令官=6月28日、キーウ(ウクライナ大統領府提供、AP=共同)

 【ワシントン共同】ウクライナ軍のザルジニー総司令官は米紙ワシントン・ポスト(電子版)が6月30日に報じたインタビューで、欧米に対し戦闘機や弾薬の支援を加速するよう訴えた。ウクライナ軍の反転攻勢の進展が予想よりも遅いとの指摘に対し、武器が必要だと反発した。

 ザルジニー氏は、反攻作戦は「ショーではない」と強調。着実に前進しているとした上で「毎日、1メートルごとに血を流している」と兵士に犠牲が出ていることを示唆した。

 ウクライナが求める米開発のF16戦闘機が実戦配備されるのは早くても今秋とみられる。

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