スパーズ生え抜きのウィンクスがレスターに完全移籍

[写真:Getty Images]

レスター・シティは1日、トッテナムから元イングランド代表MFハリー・ウィンクス(27)を完全移籍で獲得したことを発表した。契約期間は2027年6月30日までの3年となる。

なお、現地報道では移籍金は1000万ポンド(約18億2000万円)程度になったという。

レスターへの完全移籍が決定したスパーズの生え抜きMFは、新たな挑戦への思いを語った。

「喜んでいるよ。これからの挑戦に本当に興奮しているんだ。素晴らしい歴史を持つ素晴らしいクラブで、設備も素晴らしい。ここに来られて本当に嬉しいし、前に進む準備はできているよ」

「チームとともに良いプレシーズンを過ごし、来たる試合に備えてスタートを切るのを楽しみにしているよ。全員が準備を整え、自分自身の体調を整えるのに重要な数週間になるはずだ」

「新たな挑戦と自分自身への挑戦を楽しみにしている。レスターのようなクラブに来ることは、それを実現する絶好のチャンスだ」

幼少期からトッテナムのアカデミーに在籍するウィンクスは2014年にファーストチームデビューを果たすと、ここまで公式戦203試合に出場。マウリシオ・ポチェッティーノ体制では中盤のバランサーとして主力を担った。

しかし、以降は細かい負傷離脱やパフォーマンスの問題もあり、序列が低下。昨シーズン途中に就任したアントニオ・コンテ監督の下ではMFロドリゴ・ベンタンクール加入後に出場機会が激減。さらに、昨夏クラブがMFイヴ・ビスマを獲得したことで、完全に構想外となった。

そして、2022-23シーズンはサンプドリアに1年間のドライローンで初の移籍を経験。足首のケガによってシーズン前半戦をほぼ棒に振ったが、年明け以降は完全に主力に定着し、セリエA20試合に出場した。

今回の移籍によってスパーズに完全な別れを告げたウィンクスは、ベルギー代表MFユーリ・ティーレマンスら中盤の数選手が去ったフォクシーズで1年でのプレミアリーグ復帰を目指す。

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