県内各河川で1日、アユ釣りが解禁となった。最上小国川は前日までの雨の影響で状況はいまひとつで、釣果は伸び悩んだ。
舟形町のアユパーク舟形付近では午前10時ごろ、10人ほどが長竿を構えた。ただ水は濁り、川に入るタイミングを慎重に見計らう釣り人の姿も多くあった。同川に20年ほど通い、仲間と4人で訪れ川に入った仙台市若林区五十人町の調理師佐藤清さん(63)は「夕方まで粘る。翌日にも期待している」と意気込んだ。
小国川漁業協同組合の高橋光明組合長は「今年は、ここ数年不調だった天然遡上(そじょう)の数が平年並みに戻りつつある。まだ小ぶりだが魚影は濃く、今後に期待してほしい」と話していた。