風味、甘み抜群「雪蔵そば」 尾花沢で食味会、来月から9店で提供

雪室で寝かせたソバを使った「雪蔵そば」を味わう参加者=尾花沢市・柏屋

 「おくのほそ道尾花沢そば街道 ゆう遊三味会」(高橋晃治会長)は7月1日から、雪室で寝かせたそばで打った「雪蔵そば」を尾花沢市内の加盟9店で提供する。関係者による食味会が27日夜、同市の柏屋で開かれ、雪が育んだそばのうま味をじっくりと味わった。

 ソバは多種交配を防ぐために高地栽培した原種最上早生(わせ)を使い、約1.8トンを雪室で3カ月間ほど寝かせている。安定した低温・湿度条件で保存することで、風味や甘みが増すという。夏でもおいしいそばを食べてもらおうと、同会が毎年提供している。

 食味会には25人ほどが参加し、好評だった。高橋会長は「ソバの出来が良かったこともあり、甘みと風味が際立ち、香りも素晴らしい」と話した。雪蔵そばは売り切れ次第終了となる。

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