元医師会会長が4冊目の写真集出版 「心癒す風景で免疫力高めて」 大津

写真集を手に持つ西山さん。「びわこ花噴水」は、初めて写真展を開くきっかけになった思い入れのある題材だという(大津市皇子が丘2丁目)

 元大津市医師会長の西山順三さん(84)が、自身4冊目となる写真集「癒(いや)しの風景 大津の四季」を自費出版した。患者らの心を癒やそうと、30年にわたり撮りためた大津の風景写真250点以上を収めている。

 もともとカメラが趣味だった西山さんが、写真家に師事し、本格的な撮影を始めたのは30年ほど前。美しい風景が患者の精神面のサポートになると考え、国内外で撮った風景写真を医院の待合室に飾ったり、写真展を開いたりして披露してきた。

 新型コロナウイルス禍による行動制限を経た今回の写真集は、撮影地を大津市に絞り、琵琶湖や神社仏閣などの四季折々の表情を切り取った。産業医や校医として健康診断やストレスチェックにいそしむ日々を送り、写真集には「免疫力を高めるとともに、ストレスも抑えてほしい」との思いを込めたという。

 108ページ。千部を発行し、一部は医療機関や介護施設などに置いてもらうため配布した。問い合わせは西山医院otoiawase@nishiyama-iin.com。

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