門川の魚 特徴知って 下敷き製作、児童に配布

門川町の川や河口の魚の姿などが分かる下敷き「門川のおさかなコレクションシート」を製作した宮崎大学の村瀬敦宣准教授(左)と同町・五十鈴小の児童ら

 宮崎大と門川町は、同町の川や河口に生息する魚の姿や特徴が一目で分かる下敷き「門川のおさかなコレクションシート」を製作した。6月27日は町内3小学校で贈呈式があり、3校の全児童分計約千枚を贈った。
 同町と同大学が2016年から取り組む連携事業の一環で、同町の山、川、海のつながりを知ってもらおうと企画。
 延岡市赤水町の同大学農学部延岡フィールドの村瀬敦宣准教授や大学院生らが調査し、A4サイズの下敷きの表面には五十鈴川で確認されたヤマトシマドジョウなど12種、裏面にはチャイロマルハタなど河口域の16種の写真と説明文を載せた。屋外での使用を想定し耐水性もある。
 同日、五十鈴小(藤川貴司校長、245人)であった贈呈式で村瀬准教授は、「山と川がつながり、豊かな門川の海をつくっていることを感じてほしい」と、児童に下敷きを贈呈。同小4年の的場咲季(さき)さん(9)は「総合の授業で門川の魚について調べているので、その時に役立てたい」と話していた。

© 株式会社宮崎日日新聞社