【カンボジア】1~3月のインフレ率、1.9%に下落[経済]

カンボジア財務経済省は、2023年第1四半期(1~3月)のインフレ率が前年同期比で1.9%だったと発表した。前年同期の5.9%、前四半期の3.2%から下降している。プノンペン・ポスト(電子版)が6月29日に伝えた。

財務経済省はインフレの沈静化について、経済、為替の安定化に向けた政策が奏功した結果だと指摘。世界的にはインフレが高止まりして経済見通しが不透明な中、カンボジアの経済は順調に推移しているとコメントした。

国際通貨基金(IMF)の4月時点の予測によると、カンボジアの今年の経済成長率は5.6%と、世界平均の2.8%を上回る見通しだ。

一方、第1四半期の通貨リエルの対米ドル相場は平均で1米ドル=4,084リエル(約142円)だった。前年同期の同4,063リエル、前四半期の4,129リエルから大きく変動していない。

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