廃棄…氷菓「大地のいちご」基準値5倍の細菌検出 ふるさと納税の返礼品、全て送付 菌多かった原因不明

さいたま市役所=さいたま市浦和区常盤

 埼玉県さいたま市は28日、桜区の食品製造会社「ノースコーポレーション」の製造する氷菓「大地のいちご」から、食品衛生法が定める基準値の5倍の一般細菌が検出されたとして、同商品の回収と廃棄を命令した。健康被害の報告はないという。市のふるさと納税の返礼品に指定されており、取り扱いを停止した。

 市生活衛生課によると、市食品衛生監視指導計画に基づき市健康科学研究センターが、浦和区の同社関連のレストランで販売されていた同商品を検査した結果、基準値を超える一般細菌を検出した。原因は分かっていないという。

 同商品は2021年11月から732個製造されていた。市の返礼品としては10件の申し込みがあり、全て送付した。市はホームページで周知する。

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