2023年前半の日本市場は、4月から外国人投資家が12週連続で買い越した影響や、米国の著名投資家ウォーレン・バフェット氏が日本の5大商社である三菱商事（8058）、三井物産（8031）、住友商事（8053）、丸紅（8002）、伊藤忠商事（8001）の持ち株比率を引き上げた事などを契機に活況となりました。
また6月13日(火)にプライム市場の総時価総額が、過去最高の800兆円を超えました。これはとても喜ばしい事だと思います。この様に、上昇傾向の展開をした日本市場ですが、今回は7月の株主優待を取り上げたいと思います。
株主優待とは
株取引をしながら優待制度を楽しんでいる方も多いと思います。株主優待を廃止する企業も増えてはいますが、一方で自社をより深く認知してもらい、多くのファンを獲得する意味合いを込めて内容を拡充したり、新設したりする企業もあります。
株主優待を獲得するには「権利付き最終日」までに現物取引で株を取得する必要があります。各社公式サイトの株主優待ページには、「7月末日時点で○○○株保有の株主様」と書いてありますが、7月31日(土)に株を購入しても間に合いません。末日に株主である為には2営業日を遡った7月27日(木)までに株式を現物取引にて取得しておく必要があります。
現物取引とは、証券会社に入金した自己資産で行う取引のことです。信用取引で購入しても、株主優待は受けられませんのでご注意ください。
7月の株主優待銘柄6選
今回は靴、ガーデニング、お茶、スイーツなど比較的女性に人気がある銘柄を選んでみました。好みは人それぞれだと思いますが、気になる優待品目がありましたらぜひチェックしてみてください。なお、詳細は各企業の公式サイトをご覧下さい。
アマガサ（3070）
ノンレザーの婦人靴メーカーです。身近なデイリーシューズを展開しています。
毎年1月末日現在の株主名簿に記載、または記録された当社株式1単元（100株）以上保有している株主は、同社運営ECサイトに掲載商品のうちから、年1回ご希望の靴商品を1つ進呈。また7月末日現在の株主名簿に継続して、株式2単元（200株）以上の株主は年2回ご希望の靴商品を1つ進呈。500株以上保有の株主向けに、ダイヤモンド製品を進呈。
2023年6月30日(金)現在 株価 259円
優待最低取得額 25,900円
権利付き最終日 2023年7月27日(木)
タカショー（7590）
ガーデニング、庭暮らしを提案するメーカーです。
持株数100株以上の株主は、「株主様特別販売」一部商品を割引価格で購入できるカタログやタカショーオリジナルカレンダーを進呈。500株以上保有の株主向けに、保有数に応じて優待クラブポイントーを進呈。
2023年6月30日(金)現在 株価658円
優待最低取得額 65,800円
権利付き最終日 2023年7月18日(火)
※月末取得ではないのでご注意ください
バルニバービ（3418）
カフェやレストランを展開、1店1店異なる個性的な店作りにこだわって運営しています。
6月28日(水)に株主優待を従来の内容よりも拡充するとの発表がありました。優待品の食事券が紙から電子チケットに変更となり、年2回の基準日を1回（7月のみ）としました。100株以上保有の株主に3,000円分（発表前は1000円分）の割引券を進呈。最大1,000株保有で30,000円分となります。
2023年6月30日(金)現在 株価1,613円
優待最低取得額 161,300円
権利付き最終日 2023年7月27日(木)
プレミアアンチエイジング（4934）
洗顔料、化粧水、乳液、美容液などの基礎化粧品をメインに商品展開しています。優待制度は2023年6月に新設されました。
100株以上保有の株主に、4,000円分の自社製品を進呈。
2023年6月30日(金)現在 株価1,108円
優待最低取得額 110,800円
権利付き最終日 2023年7月27日(木)
ティーライフ（3172）
健康食品・化粧品・医薬品は、自社企画商品を中心に展開しています。
同社商品のお買物に利用できる「株主様ご優待券」を進呈。保有数により内容が異なり、100株以上500株未満の株主は1,000円分。
2023年6月30日(金)現在 株価1,574円
優待最低取得額 157,400円
権利付き最終日 2023年7月27日(木)
モロゾフ（2217）
老舗の洋菓子メーカーです。チョコレートやプリンが有名です。
同社製品、または「モロゾフショップ」ほか、グループ店舗で使える優待買物割引券の冊子（20％割引：1冊20枚）から、保有数や保有年数に応じて選択できます。
2023年6月30日(金)現在 株価3,730円
優待最低取得額 373,000円
権利付き最終日 2023年7月27日(木)
