マンチェスター・シティのイングランド代表MFフィル・フォーデンに、電撃移籍の可能性があるという。イギリスのウェブメディア『フットボール・インサイダー』が伝えている。
フォーデンは2022-23シーズン、プレミアリーグで32試合に出場したものの、そのうち先発出場は22試合にとどまった。以前はジョゼップ・グアルディオラ監督から重用され、先発出場する機会も多かったが、同シーズンはイングランド代表MFジャック・グリーリッシュの後塵を拝することが多く、チーム内での序列が下がっていた。
イングランド代表のギャレス・サウスゲイト監督からは厚い信頼を寄せられており、2020年のA代表デビュー以降、25試合に出場している。2023年に入ってからは3月のイタリア戦、そして6月のマルタ戦と北マケドニア戦に出場しているが、このままクラブでの出場機会が限られるようだと、代表での今後のキャリアに支障が出る可能性もある。
『フットボール・インサイダー』は、過去にウェストハムやセルティックなどでプレーしたフランク・マカヴェニー氏のフォーデンに関するコメントを紹介している。マカヴェニー氏によると「今のままでは、フォーデンがイングランド代表から外れてしまうという危機に直面することになるだろう。彼はもっと多くの試合に出場する必要がある」という。
そのうえで、マカヴェニー氏は次のように提言した。
「フォーデンがマンチェスター・シティというクラブを愛しているのは分かっているが、常時、試合に出られる環境でないのであれば、そこにとどまるべきではない」
フォーデンとマンチェスター・シティとの契約は2027年6月まで残っている。ただ、現在23歳とまだまだ若く、今後のキャリアを見据えると、確かに出場機会が限定される環境に身を置き続けるのは得策ではない。
果たしてフォーデンは今夏、どのような決断を下すのだろうか。