米海軍佐世保基地 独立記念日を市民と祝う 特大ケーキやバンド演奏

米国の国旗をあしらったケーキを横に「日本の皆さんにも祝ってもらいありがたい」と話すアダムス大佐(中央)=佐世保市、ニミッツパーク

 4日の米独立記念日に合わせ、米海軍佐世保基地は1日、基地内のニミッツパーク(長崎県佐世保市平瀬町)で記念行事を開いた。米軍関係者や市民らが集い、米国の国旗をあしらった特大ケーキで祝った。
 開会式で同基地司令官のデイビッド・アダムス大佐は「米国人にとって大切な日。日本の皆さんにも祝ってもらいありがたい。最後まで楽しんで」と呼びかけた。宮島大典市長と海上自衛隊佐世保地方総監部の西成人(なると)総監の3人でケーキカット。切り分けた後、来場者に振る舞った。
 ハンバーガーなどを販売する出店や子ども向けの遊具も並び、特設ステージではロックバンドが演奏。来場者は芝生の上で食事をしたり、音楽などを楽しんだりした。終盤には花火も上がった。
 熊本県から父親と一緒に訪れた高校2年の田村航大(こうた)さん(16)は「海外のような雰囲気が良かった」と話した。米国人のシリー・リンジーさん(19)は「天気が悪かったのに大勢の日本人が集まっていて驚いた。米国人だけでなく日本人と一緒に祝えるのはとてもすてき」と目を細めた。

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