長蛇の列、朝から駅前で!客2倍となった「朝顔市」、岩槻で盛況 制限なく想定超の人出、今回で開催27回目

コロナの制限なしで開催された「人形のまち岩槻 朝顔市」。さいたま小町の2人(左)も販売を手伝った=2日午前、さいたま市岩槻区

 「人形のまち岩槻 朝顔市」が2日、埼玉県さいたま市岩槻区の東武線岩槻駅東口クレセントモールで開催された。新型コロナウイルスによる制限なしの実施は4年ぶり。開始の午前9時前から長い行列ができ、多くの人たちが鉢のアサガオを見比べながら購入していた。

 2019年より50鉢多い650鉢を用意。青、赤のほか、えび茶色の「団十郎」など4種類ずつが1鉢に入り、1500円(税込み)で販売された。春日部市の菱沼美津子さん(78)は次女と一緒に初めて訪れて、1鉢を購入した。「さまざまな色の種類があって、涼しげですね。近いので来年も訪れたい」

 コロナの感染症法上の分類が5類に移行してから、岩槻で開催される最初の祭り。岩槻観光委員会の小宮康一郎委員長は「制限なしでは初めてだが、19年より1.5~2倍、切れ目なくお客さんが来てくれている。期待していた以上の人出で良かった」と話していた。

 岩槻の朝顔市は、全国的に有名な東京・入谷の朝顔市に岩槻産のアサガオを出荷していることを広く知ってもらおうと始まった。今回が27回目で、さいたま観光大使のさいたま小町も参加した。

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