NPOが運用し、大規模災害時に医療拠点として活動する災害医療支援船が、運用を前に2日、愛媛県今治市で関係者らにお披露目されました。
災害医療支援船「PowerofChange」は大規模災害時に医療拠点として活動する船で、2日は母港となる今治市宮窪町早川の岸壁でセレモニーが行われました。
3453トンの船は、全長68メートル幅およそ17メートルで、最大49人分の患者用の個室や備蓄品が用意されている他、後方にはヘリパッドも設けられていてドクターヘリによる搬送も可能となっています。
また、船には発電機が2基備えられ、一般家庭100世帯以上の電源がまかなえるほか、生活用水500トンが常時蓄えられていて、2か月ほどの生活が可能だということです。
災害医療に特化した船を民間が運用するのは国内初で、運用にあたるピースウィンズ・ジャパンでは今後、早川港を拠点に大規模災害が発生した際は、船を被災地へ派遣することにしています。