CIA長官、スパイ採用の好機 侵攻「ロシア政権むしばむ」

 【ワシントン共同】米中央情報局(CIA)のバーンズ長官は2日までに、ロシアの民間軍事会社ワグネルの武装反乱による影響は当面残り、ウクライナ侵攻がロシアの「政権をむしばむ」と述べた。侵攻への不満は「CIAにとってまたとないチャンスを生み出す」として、ロシア人スパイの採用を強化する好機になるとの認識を示した。

 バーンズ氏は1日、英国で講演した。「不満はロシア指導部を苦しめ続ける」と指摘し「その機会を無駄にするわけにはいかない」と言及。通信アプリ「テレグラム」で動画を配信し、ロシア人がCIAに安全に接触する手法を伝えたところ、閲覧は1週間で250万件に上ったと明らかにした。

© 一般社団法人共同通信社