ショボスライ獲得を決めたリバプール、冷静な判断でマウント争奪戦から撤退していた

[写真:Getty Images]

以前まではチェルシーのイングランド代表MFメイソン・マウント(24)に関心を抱いていたリバプールだが、状況を冷静に把握して、RBライプツィヒのハンガリー代表MFドミニク・ショボスライ(22)へとターゲットを切り替えていたようだ。イギリス『リバプール・エコー』が伝えている。

ジェームズ・ミルナーやアレックス・オックスレイド=チェンバレン、ナビ・ケイタの契約満了による退団が決まり、中盤から前線にかけての補強が必要となったリバプール。ブライトン&ホーヴ・アルビオンからアルゼンチン代表MFアレクシス・マク・アリスターを獲得した他、2日にはショボスライの獲得も発表した。

リバプールは当初、今やマンチェスター・ユナイテッド移籍が決定的となっているマウントを狙ったが、チェルシーとの契約があと1年となっている選手の割に移籍金が高すぎると判断した模様。選手の売却を必要としているはずのチェルシーが強気な姿勢を見せていることや、ユナイテッドが獲得に乗り出していることも踏まえ、マウントから手を引いたようだ。

そして、6000万ポンド(約110億円)のリリース条項を発動するだけで獲得できるショボスライの方がより現実的な選択肢だと考えたという。ショボスライの年齢や経験値、ポテンシャルを加味しただけでなく、マウントより2歳年下であることもプラスとなった。間近に迫っていたとみられるリリース条項の有効期限内に契約を成立させるため、早急に獲得を進めたようだ。

2021年1月からライプツィヒに在籍していたショボスライは昨季の公式戦46試合に出場し、10ゴール13アシストという成績を残した。プレミアリーグでも同様のパフォーマンスを見せ、リバプールの判断が正しかったことを証明できるか。

© 株式会社シーソーゲーム