管理者不在のため池廃止へ 福山市

西日本豪雨で福山市のため池が決壊し、女の子が死亡してからまもなく5年です。枝広市長は引き続き管理者がいないため池の廃止を進めていく考えを示しました。

枝広直幹市長「(ため池の決壊で)3歳の女の子が尊い命を落とされました。あらためてお悔やみを申し上げたい」

福山市内には決壊すると住宅などへの被害が想定されるため池が1103カ所あります。管理者がいないものが142カ所、すでに廃止したものや進めているものをあわせると170カ所あり廃止へ向け関係者と調整を進めています。

枝広直幹市長「(2030年までに)すべて終えられるかどうか現時点で見通しが立っておりませんが、できるだけスピード感をもって改修工事につなげていきたい」

県によるため池の劣化・豪雨診断が今年度中にすべて完了する予定で、結果をもとに防災工事を進めていくということです。

© 広島ホームテレビ