西日本最高峰の石鎚山で1日、恒例の「お山開き」が行われました。今年は4年ぶりの通常開催となり山の神社は信者たちの熱気に包まれていました。
先週金曜日、石鎚山7合目にある石鎚神社の成就社では、あいにくの雨の中、お山開きの準備が進められていました。
そして…普段はふもとの神社に祀られている御神像が、みこしに乗せられ成就社にやってきました。
今年は4年ぶりに参加者の人数制限が無くなり、境内には200人を超える信者の姿が。信者たちはみこしを担ぎながら練り歩き、威勢の良い掛け声が響き渡りました。
3体の御神像は無事、成就社の本殿に運び込まれました。
大粒の雨が降り続く中、迎えたお山開き当日。気合いをみなぎらせた信者たちが、朝、神社の境内に集まります。
(松山市から来た信者)
「気持ちが高ぶっている 雨、晴れ関係なくしっかりと自分の役割を果たしたい」
本殿で神事が行われた後は、いよいよ出発の時。
仁・智・勇、それぞれの御神像によって色分けされた信者たちが頂上を目指します。
グループごとに順番に本殿を飛び出していく信者たち。御神像を背負った信者を胴上げするなどしながら境内を練り歩きます。
そして、信者たちは石鎚山の頂上に向けた、およそ3時間の道のりへと踏み出していきました。
4年ぶりの通常開催で、熱気に包まれた今年のお山開き神事は今月10日まで行われます。