【インド】世銀、印の低炭素エネ支援で15億ドル融資[金融]

世界銀行は6月29日、インドの低炭素エネルギー開発支援として、15億米ドル(約2,170億円)の融資を承認した。送電網の統合を通じた再生可能エネルギーの供給拡大、再エネの供給拡大によるコスト低減、グリーン水素の開発推進、気候金融の促進などにより、低炭素化を進める。

まずグリーン水素の生産拡大に向けたプロジェクトを実施する。世銀は「持続的な政策改革によって、インドは民間投資を誘致し、ネットゼロ(温室効果ガス排出量の実質ゼロ)を達成できる」と説明した。

世銀によると、現在のインドの1人当たりのエネルギー消費量は世界平均の3分の1だが、経済成長に伴い需要が急速に拡大すると予測されている。

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