国安処、海外潜伏の8人を指名手配

香港警察国家安全処(国安処)は7月3日、湾仔の警察本部で記者会見を行い、懸賞金付き指名手配犯について説明した。同日の香港メディアによると、国安処の李桂華・総警司は香港版国家安全法が施行されてからの3年で260人が逮捕され、年齢は15~90歳と指摘。「反中乱港分子は海外に逃げた後に違法行為を続けていることを注視し、香港警察は責任を追及する」と強調した。海外に逃亡して指名手配されているのは任建峰、袁弓夷、郭鳳儀、郭栄●、許智峯、蒙兆達、劉祖廸、羅冠聡の8氏。容疑は国家政権転覆罪、国家政権転覆扇動罪、国家分裂扇動罪、外国または域外の勢力と結託して国家の安全を脅かした罪となっている。記者会見では各人の容疑詳細や海外逃亡時期が発表された。李総警司は8人に対して「彼らの犯罪行為は相当深刻で、香港に戻って出頭すべき」と呼びかけ、香港版国家安全法33条に基づくと犯罪の過程で自主的に犯罪を放棄、または自主的に出頭して事実を供述するなどすれば法廷は減刑する可能性があると説明した。さらに海外の指名手配犯について100万ドルの懸賞金をかけているが「これは決して政治ショーや白色テロではなく、後日の逮捕または起訴を容易にするため」と強調し、有益な情報ならば情報提供者にも賞金を出すという。【●=金へんに堅】

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