“幸運を呼ぶかも-”。福井県坂井市三国町の越前松島水族館で、全身が白色をした珍しいナマコが一般展示されている。水族館職員は「白いナマコは珍しい。海中でも白は目立つのによくここまで育った」と貴重な個体と話している。
白色ナマコは6月17日、福井県美浜町の日向湖で発見された。体長は約10センチで、和名「マナマコ」の一種。マナマコは水中で青っぽいものから赤っぽい色合いまであるが白は普通は見かけないという。担当者によると白くなったのは、色素が欠乏する個体「アルビノ」であるか、色素の減少で皮膚が白くなる「白変種」のいずれかとみられる。
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23日から、水槽の中で普通のナマコと同居中。26日も多くの家族連れらが水族館に訪れ、ゆっくり動く白いナマコに興味を示していた。
岩手県から家族旅行で訪れた女性(64)は「初めての福井旅行で偶然見ることができてラッキー。この先もいいことがあれば」とうれしそうに話した。展示は8月末まで。
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