最新式プラネタリウムや大型望遠鏡 大分市のJX金属関崎みらい海星館で内覧会【大分県】

天体観測室に導入した県内最大の口径83㌢大型望遠鏡(有料)。従来より鮮明に天体の姿をとらえることができる。大型モニターなどに接続でき、リアルタイムの映像を複数人で同時に見ることが可能になった=大分市佐賀関のJX金属関崎みらい海星館
新設されたプラネタリウム。リアルタイムや観測データを基に再現した天空を映し出し、幼児から一般向けまでの映像番組を投影する(有料・要予約)。座席は22席。取り外して小学校などの団体や車椅子利用者にも対応できる
展示ブースは子どもたちに遊び感覚で天体や豊予海峡について学んでもらおうと体験・体感型の装置を充実させた
豊予海峡を一望できる展望室。ベンチ、パン・飲み物を購入できる自動販売機を置いた

 【大分】老朽化などによる改修工事で休館している大分市佐賀関の天体観測施設「JX金属関崎みらい海星館」の館内工事が終了した。21日のリニューアルオープンを前に2日、関係者と報道機関向けの内覧会があった。

 1995年の開館以来の大規模改修。エレベーターや多目的トイレを整備するなどバリアフリー化。最新式のデジタルプラネタリウムを新設し、県内最大となる口径83センチの大型望遠鏡を導入するなど機能を強化した。

 50万人目の来館記念者として招待された同市明野東小2年の松尾星音(せおん)さん(7)は、月に1、2回訪れるほどの天文好き。「プラネタリウムがすごくきれいだった。たくさん見に来たい」。母の麻美さんは「見応えのある展示がたくさんあり、楽しめそうですね」と話した。

 リニューアルを機に市がネーミングライツ(命名権)を導入。同市佐賀関に製錬所があるJX金属が取得し、1日から現在の通称名になった。

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