DEENの池森さん、番組ロケで来県 豊後高田などで「そばとのいい出合い」【大分県】

「そば料理研究家」としても活動しているロックバンド「DEEN」のボーカル池森秀一さん

 そば好きとして知られるロックバンド「DEEN」のボーカル池森秀一さんが6月23、25日、大分朝日放送の番組ロケのため、西日本有数のソバ産地、豊後高田市などを訪れた。池森さんは「クオリティーの高さに驚いた。このそば粉でオリジナル麺を開発し、(県内に)出店もしたい」と意欲を見せた。

 体調管理のため、昼食にほぼ毎日、そばを食べるようになったのは15年ほど前。全国ツアーで47都道府県のそば店を巡って見聞を広め、考案したアレンジそばのレシピ本を出版するなど「そば料理研究家」としても活動している。

 同市のそばの印象について「一般的な石臼びきとは違う、きねでつく製法で製粉した物を初めて味わった。また一つ、そばとのいい出合いができた」と笑顔。池森さんは、オリジナル乾麺をプロデュースし、ネットで販売している他、東京・赤坂にはアレンジそばを提供する店「SOBA CAFE IKEMORI」を出店しており、新たな“池森そば”の誕生も夢でなさそう。

 音楽活動は今年、デビュー30周年を迎えた。3月の武道館ライブをはじめ、6月には初のオーケストラ公演を開催。8月には、最新ベストアルバムから、全日程違う内容で届ける京都、東京での公演を控える。

 「毎年の積み重ねが30年につながった。体調管理はもちろん、制作活動のルーティーンをこなすことが大事だと感じる。お客さんとの距離感、スタッフのチーム力も必要なこと。節目を迎えた喜びをみんなと分かち合う年にしたい」と全力投球を誓った。

 ロケでは同市の他、中津市耶馬渓町でもそばを堪能。その様子は、7月1日正午からの「れじゃぐる」、7日午前9時55分からの「金様の鍵」でそれぞれ紹介される。

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