ニューカッスルは7月3日、ミランからイタリア代表MFサンドロ・トナーリを獲得したことをクラブ公式サイトなどで正式に発表した。契約期間は2028年6月までの5年間で、移籍金の額は明らかにされていないが、イギリス『BBC』電子版は「5500万ポンド(約101億70万円)」と報じている。
トナーリは現在23歳で、イタリア代表では14試合に出場した経験を持つが、今夏はU-21イタリア代表のキャプテンとしてU-21欧州選手権に出場している。
ブレシアでプロデビューを飾った後、2020年にミランに移籍し、セリエAで通算130試合に出場していた。
トナーリ自身は当初、今回の移籍に難色を示していたと言われていたが、正式に決定したことを受けて、次のように語っている。
「何よりもまず、ニューカッスルにお礼を言いたい。彼らは僕のキャリアにおけるビッグチャンスを与えてくれた」
「僕はその信頼に対し、これまでそうしてきたようにピッチで自分のベストを尽くすことで応えたいと思っている。セント・ジェームズ・パーク(ニューカッスルの本拠地)でプレーすることにワクワクしているし、ファンの温かさに触れるのが待ち遠しくて仕方がない」
一方、ニューカッスルを率いるエディ・ハウ監督は「サンドロをニューカッスルに迎え入れることができてうれしく思う」と語り、このように続けた。
「彼は並外れた才能の持ち主であり、強いメンタル、フィジカル、卓越したテクニックを持っている。我々のチームにぴったりな選手だと思う」
「23歳にして、チャンピオンズリーグや彼の国のリーグ(セリエA)など、ヨーロッパのトップレベルのリーグで貴重な経験を積んでいる。だが、今回の移籍によって我々と一緒にさらに実力を伸ばし、進化する機会を得たことになる。我々のチームに彼を加えることができたことに興奮しているし、エキサイティングなシーズンになることは間違いない」