梅毒急拡大 千葉県内208人 最多の昨年上回るペース 県「症状あれば早期受診を」

千葉県庁

 性感染症の梅毒が千葉県内で急拡大している。今年の感染者は208人(6月25日時点)で、現在の統計の取り方になって最多だった昨年を上回るペースで推移している。全国的にも増加傾向にあり、県は「症状がある場合は早期に医療機関を受診し、感染が判明したら周囲のパートナーらにも検査を勧めてほしい」と呼びかけている。

 県によると、2014、15年の感染者はいずれも80人だったが、16年に140人が確認されて以降、増加傾向にある。昨年は現在の統計を始めた1999年以降で最多の337人だった。今年は昨年同期比75人増の208人の感染が報告されている。

千葉県内の梅毒発生状況

© 株式会社千葉日報社