問題は世界共通、取り組みはいろいろ…学生と留学生が環境問題話し合う 獨協大で「Earth Week Dokkyo」

学生と留学生が環境問題を話し合った交流会=6月30日、埼玉県草加市学園町

 埼玉県草加市学園町の獨協大学で6月30日、学生と留学生が環境問題を考える交流会が行われた。プラスチックごみや排気ガス削減方法など各国の取り組みを話し合い、環境問題への意識を高めた。

 大学が夏と冬に設定する環境週間「Earth Week Dоkkyо」の一環。台湾やドイツ、韓国、メキシコからの留学生7人を含む計25人が参加した。

 グループに分かれた学生は、それぞれの国が抱える環境問題を説明。解決方法や取り組みについて話し合った。

 台湾からの留学生コウウセイさん(24)はプラスチックごみ削減のためのカップホルダーを紹介。台湾では多くの人がマイボトルを持ち歩き、店で飲料のみ提供してもらう取り組みも発表した。

 ドイツ出身のマリーさん(25)は「同年代の日本の学生と貴重な意見交換できた。自動車の使用を極力控えるなど、環境に配慮した行動をしていきたい」と自分事として環境問題を考えていた。

 主催した国際環境経済学科3年の日野原楓さん(20)は「「コロナの影響もあって留学生もなかなか集まれなかったが、各国の幅広い声を聞けた。今後も継続し環境について考えるきっかけになれば」と話していた。

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