インテルがサマルジッチ獲得に本腰、ウディネーゼの要求を満額支払う用意も?

[写真:Getty Images]

インテルがウディネーゼのセルビア代表MFラザール・サマルジッチ(21)獲得に本腰を入れているようだ。イタリア『カルチョメルカート』が伝えている。

サマルジッチはナポリ、ミランからの関心も報じられる攻撃的MF。ヘルタ・ベルリンの下部組織出身で、RBライプツィヒを経て2021年8月にウディネーゼへ加入。

10代の頃から将来を嘱望される大器と評されながらも、ライプツィヒでは思うような活躍を見せられずにいたが、昨シーズンのセリエAでは37試合に出場し、5ゴール4アシストを記録。その巨大なポテンシャルの一端以上を示す充実のシーズンとなった。

インテルはすでに選手側との協議を進めており、クラブ間交渉もまもなく始まる見通し。ウディネーゼが要求する2500万ユーロ(約39億3000万円)をきっちり支払う用意があるという。

なお、インテルはサッスオーロのイタリア代表MFダビデ・フラッテージ(23)の獲得を最優先事項のひとつとしているが、4000万ユーロ(約63億円)という高額な移籍金を要求されているとみられ、交渉は難航を極めている。

しかし、サマルジッチはフラッテージを断念した場合のプランBではなく、あくまで純粋な中盤の補強計画のひとつ。「ミラノに連れてくるため、真剣かつ具体的なアクションを起こす」とのことだ。

『カルチョメルカート』は、左利きのサマルジッチがインテルに加入した場合、元アルメニア代表MFヘンリク・ムヒタリアンとインサイドハーフ左でポジションを争うと予想している。

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